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作成日 2013年08月23日
更新日 2015年11月26日

α(アルファ)GPC

alpha-glycerophosporyl choline 
α-グリセリルフォリルコリン
L-alpha-glyceryl phosphocholine

α-GPCは、母乳に含まれており、体の成長と生命活動に必要な生体成分です。α-GPCは全ての細胞に存在し、体内では成長ホルモンの分泌を促進する効果や認知症を改善する効果、学習能力を向上する効果、健康増進効果、美容効果なども期待できることから現在注目を浴びている成分です。

α-GPCの健康効果
◎老化を防ぐ効果
◎認知症を改善する改善効果
◎記憶力や学習能力を高める効果

目次

α-GPCとは?

●基本情報
α-GPCとは、母乳に含まれる成分で、グリセリルホスホコリンといわれる栄養成分です。体内で生命活動の中心的な働きをする上、様々な代謝にも関与することから、近年注目を浴びている成分です。
α-GPCは、欠乏すると体調不良や活動低下、脳機能低下を生じさせると考えられています。
α-GPCは体内に存在する生体正常分子[※1]として知られていますが、食品工業分野では大豆リン脂質[※2]から分離生成されます。水によく溶け、甘い味が特徴です。アメリカでは10年以上前から、日本国内では厚生労働省が2006年に食品成分として認可し、2009年に認可を正式発表しています。現在では、栄養補助食品として商品化が進んでいます。
α-GPCは、体内では成長ホルモンの分泌を促進する効果があり、乳児にとっては非常に重要な成分です。また、神経伝達物質であるアセチルコリン[※3]と細胞膜を構成するリン脂質の材料になります。
α-GPCは血液脳関門を越えられます。コリンとは、循環器系と脳の機能、及び細胞膜の構成と補修に不可欠な水溶性の栄養素です。

●α-GPCの投与量の目安
α-GPCはアルツハイマー病の患者に対しての処方せん製剤では1日1200㎎を経口摂取します。
また、脳卒中および一過性脳虚血発作に対しては、発作後10日以内に1日1200mgの筋肉内投与を開始し、その後400mgを1日3回経口摂取します。

[※1:生体正常分子とは、血液やその他の体液中もしくは組織中に存在している生体分子のうち、正常または異常な機能あるいは病態や疾患の兆候となるものをいいます。]
[※2:大豆リン脂質とは、大豆の細胞膜を形成する主な成分で、水と油の両方をなじませる性質があります。]
[※3:アセチルコリンとは、血液中の有害な物質が自由に脳まで到達しないように働いている機構のことです。]

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α-GPCの効果

●老化を防ぐ効果
α-GPCは成長ホルモンの分泌を促進する効果があります。
成長ホルモンとは、思春期後期までは主として身長を伸ばす要因として、その後は体全体の各器官、組織を再生し維持する働きを持ちます。脳の視床下部の信号により脳下垂体とよばれる器官から分泌し、血液を通して全身に運ばれます。脳下垂体から分泌するホルモンの量は思春期後期にピークに達し、その後は急速に少なくなりますが、分泌は生涯にわたって続きます。
年齢とともに成長ホルモンの量が減少すると、外見的には肌が薄くなりシミ、シワなどが増え、体力的にはスタミナが衰え、精神的には気力・認識力の低下など、いわゆる老化を感じるようになります。
α-GPCは中高年と若者の成長ホルモンの分泌を促進することが医学的に立証されています。【1】【2】【3】

●認知症を改善する効果
α-GPCには認知症を改善する効果があるといえます。
軽度から中程度のアルツハイマー型認知症患者261名 (平均72.2歳) を対象とした多施設無作為化二重盲検比較試験において、α-GPCを1,200 mg/日、180日摂取したところ、認知機能が改善したという報告があります。また、血管性認知症患者を対象にしたオープン試験でも経口摂取によって症状の改善が認められています。【4】


●記憶力や学習能力を高める効果
α-GPCは神経伝達物質であるアセチルコリンの前駆物質であることから、摂取することで脳の若さに重要な関わりを持つアセチルコリンの量を安定させることができます。また、アセチルコリンの量を増加させることにもつながるため、記憶力や学習能力を向上する効果を持つと考えられています。

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α-GPCは食事やサプリメントで摂取できます


α-GPCを多く含む食品

○母乳
大豆

こんな方におすすめ

○物忘れが気になる方
○成長期の身長を伸ばしたい方
○若々しい肌を手に入れたい方


α-GPCの研究情報

【1】α-GPCは成長ホルモンを増加させるアセチルコリンの前駆体と言われています。若年成人8人の被験者を用いた実験の結果、α-GPC摂取後の成長ホルモンは増加していました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22673596

【2】年齢別にα-GPC処置状態についての効果をラットで確認を行ったところ、アセチルコリンの受容体であるムスカリンレセプターM-1は年齢とともに減少していたがM-2レセプターは変化がありませんでした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8239302

【3】若者と老人のα-GPCに対する成長ホルモンの反応を見たところ、老人の方が顕著に反応を示していました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1577400

【4】261人の患者を使った臨床試験より、α-GPC摂取群と非摂取群と比較したときアルツハイマー病の改善が見られました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12637119

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参考文献

・田中平三 健康食品のすべて-ナチュラルメディシンデータベース- 同文書院

・Kawamura T, Okubo T, Sato K, Fujita S, Goto K, Hamaoka T, Iemitsu M. (2012) “Glycerophosphocholine enhances growth hormone secretion and fat oxidation in young adults.” Nutrition. 2012 Nov-Dec;28(11-12):1122-6.

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