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わかさの秘密トップ > 成分情報 > ミツロウ

作成日 2011年08月25日
更新日 2013年03月29日

ミツロウ

beeswax
蜜蠟  cera alba

ミツロウはミツバチの巣の元となる蝋を精製したものです。一般的にサプリメントのカプセルの品質維持に使用されていますが、融点が高い特徴を活かし、化粧品の材料として使用され、保湿効果が期待できる素材です。

ミツロウの健康効果
◎保湿効果
◎抗菌効果

目次

ミツロウとは

●基本情報
ミツロウとは、ミツバチの巣づくりに欠かせない蝋を精製したものをいいます。蝋自体はミツバチの蝋分泌腺から分泌されたもので、本来は透明の色をしている。巣の構成の際に花粉やプロポリス、繭などが付着していくことで少し黄色がかった色に変化する。一般的にはサプリメントなどのカプセルに、品質を保つために利用されているが、他にも融点が高いという点を活かし、化粧品やアロマキャンドルとしても活用されている。

●ミツロウの用途
ミツロウは古くからロウソクの蝋や、木材の表面の艶出し、化粧品の材料、宗教関係の儀式の際の供物として利用されてきました。現在のロウソクはパラフィンという物質でつくられています。

●ミツロウの色
ミツロウは、ミツバチによってつくられるものなので、ミツバチが育つ環境によって色が変化します。理由としては、ミツバチが食べる花の蜜や花粉が特に影響をします。例えば、蜜や花粉が多い春の時期には鮮やかな黄色、梅雨の時期は白っぽく、秋になると少しずつ黄土色に変化し、秋には鈍い色のミツロウがつくられていきます。

●ミツロウの特徴
ミツロウは一般的に化粧品の乳化剤としてよく使用されているため、化粧品としての印象が強いですが、絵の具の材料やロウソクの原料として利用されてきました。また、ミツロウがもつ保湿力の高さを活かし、ワックスや練り香水、リップクリームなどとしても利用されます。

●精製済みと未精製の違い
ミツロウには精製されたものと精製のされていないものが売られています。見分け方としては、精製されていないものが黄色のミツロウ、精製されたものが白色です。精製されていないミツロウは漂白処理されていないが、不純物は取り除かれており、ミツロウの有効成分も多く残っています。精製されていないものは、まだミツロウ本来の香りが少し残っているのが特徴です。精製済みのミツロウは漂白処理と不純物処理がされており、練り香水をつくる際には色や香りを付けることができます。

●ミツロウのカプセル
ミツロウの主成分の中にパルミチン酸ミリシルという成分が含まれています。この成分はサプリメントのカプセルの表面のつやや成分の調和に欠かせない成分として使用されています。

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ミツロウの効果

●美肌効果
ミツロウは保湿力が高い素材です。化粧品の乳化剤として使用されることが多く、肌の保湿に役立ちます。また、練り香水やリップクリームなどの材料としても利用されています。また抗炎症作用を持つため、敏感肌や乾燥肌、肌を守る働きも期待されています。【1】【2】

●抗菌効果
ミツロウは中世ヨーロッパでは傷ややけど、肌の炎症に効果があるとされ、民間薬として用いられてきました。現在でも漢方薬の材料や軟膏にも使用されています。【1】【2】

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ミツロウは食事やサプリメントで摂取できます

こんな方におすすめ

○保湿を保ちたい方
○美肌を目指したい方

ミツロウの研究情報

【1】熱傷かゆみ症患者52名を対象に、ミツロウ配合クリームを塗布したところ、かゆみ症状が軽減し、かゆみの再発が軽減したことから、ミツロウは肌保護や乾燥肌、敏感肌のスキンケアに役立つと考えられています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22665131

【2】接触性皮膚炎患者10名を対象に、ミツロウ配合物を塗布したところ、尿素やラウリル硫酸ナトリウム(SLS)ならびに漆による炎症が緩和されたことから、ミツロウは抗炎症作用ならびに皮膚保護作用を持つと考えられています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9536408

 

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参考文献

・Lewis PA, Wright K, Webster A, Steer M, Rudd M, Doubrovsky A, Gardner G. (2012) “A randomized controlled pilot study comparing aqueous cream with a beeswax and herbal oil cream in the provision of relief from postburn pruritus.” J Burn Care Res. 2012 Jul;33(4):e195-200.

・Zhai H, Willard P, Maibach HI. (1998) “Evaluating skin-protective materials against contact irritants and allergens. An in vivo screening human model.” Contact Dermatitis. 1998 Mar;38(3):155-8.   


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