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作成日 2012年02月27日
更新日 2014年06月07日

植物はアントシアニンで紫外線から身(実)を守る

ビルベリーの小さな実は表面の皮だけでなく、中まで濃い青紫色をしています。ビルベリーと同じように青紫色をした野菜や植物に、ナス、紫イモ、紫キャベツ、カシス、アジサイといったものがありますが、これらが青紫色の実や花をつけているのには理由があります。その理由のお話をする前に、植物の成長の源となる太陽の光が持つ働きについてお伝えします。

太陽から降り注ぐ光は、ビルベリーをはじめとするさまざまな植物の成長や、人間の健康を維持するために必要なものです。植物だと、栄養を作り出すために必要な光合成のもととなったり、ヒトでは健康のために必要なビタミンDの合成や、体調、体内時計を整えるなどの働きがあります。

光の中にはいくつかの種類があり、それらの中には過剰に浴びることで害を及ぼす光も含まれています。それは紫外線と呼ばれる種類の光です。紫外線は、多量に浴びてしまうと、人間や植物の細胞のDNAを壊してしまうこともあります。紫外線を過剰に浴びると、ヒトの場合、細胞が壊され、皮膚がボロボロになったり、皮膚ガンを引き起こす可能性が高まります。ヒトは、太陽の光にあたると、メラニンという色素を作り出し、肌を黒くする(日焼けをする)ことで紫外線から身を守っています。メラニンは太陽光に含まれる紫外線を吸収し、体内に紫外線が侵入することを防いでいるのです。

ところが、植物は人間のように、メラニンを自ら作り出すことはできません。その代わり、植物はアントシアニンという青紫色の天然色素で紫外線から身(実)を守っています。植物のアントシアニンも、人間のメラニンと同様に紫外線が身(実)の中に侵入することを防いでいるのです。ビルベリーが、紫外線などの強い光がもとで引き起こされる目の疾患や、活性酸素によるダメージの予防に効果的という研究結果が出ていることも、納得ですね。

ビルベリーと同じように、ブルーベリーも青紫色をしていますが、北欧で育った野生種のビルベリーに含まれるアントシアニンの量は、一般栽培種ブルーベリーの約5倍に相当すると言われています。また、北欧産野生種ブルーベリーのビルベリーは、実の中心部まで青紫色をしているのに対して、国内で栽培されているブルーベリーは、皮の付近だけが青紫色です。北欧産野生種のビルベリーが、実の中心部までしっかりと青紫色になっているのは、太陽が24時間沈むことのない、北欧特有の気候である「白夜」の影響によるものです。ビルベリーは、1日中浴び続ける太陽光から実を守るために、多くのアントシアニンを作り出し、実の中にぎっしりと蓄えているのです。このように、アントシアニンはたくさんの太陽の光を浴びた植物が、自分の身(実)を守るために作り出す成分です。

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