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作成日 2012年09月13日
更新日 2014年04月30日

クロレラ

Chlorella
Chlorella pyrenoides CHIK  chlorella vulgaris

クロレラは葉緑素を多く含み、光合成能力が他の植物の数十倍もあるため、驚異的な生命力を持っています。クロレラには、最近になって糖尿病や動脈硬化にも効果があることがわかり、健康長寿の実現に役立つ食品として注目が集まっています。

【4】卵巣切除ラットを用いて、体重、血清脂質および骨量に対するクロレラグロスファクター(CGF)の効果を確かめました。卵巣切除後にCGF液を投与したラットのグループにおいて、体重、血清総コレステロールおよびHDLコレステロールの増加を抑制し、トリグリセリド濃度を正常化しました。このことは、CGFが体重を制御し、閉経期の女性の脂質代謝を改善するのに有効である可能性を示しました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15022171

【5】ヒト由来網膜色素上皮の細胞で、AGEsに対する3種の微細藻類(Chlorella zofingiensis、Chlorella protothecoides、Nitzschia laevis)とその抽出物の保護作用を検討しました。結果として、Chlorella zofingiensisとその栄養成分であるアスタキサンチンにおいて、カルボキシメチルリシン(CML)の形成の有意な抑制効果が認められました。一方、Chlorella zofingiensis、Chlorella protothecoidesおよびNitzschia laevisが含む栄養成分(アスタキサンチン、ルテインおよびエイコサペンタエン酸(EPA))が血管内皮増殖因子の発現の促進を行い、糖尿病性網膜症の発症に関係する悪影響を軽減しました。これらの微細藻類は糖尿病性網膜症に有効である可能性があることがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21779563

【6】44名の妊娠中の日本人女性から採取した脂肪組織、母乳、臍帯血および胎盤中に存在するダイオキシン同族体の濃度を調査しました。23名の妊娠女性に妊娠期間中、Chlorella pyrenoidosaを摂取させた結果、ダイオキシン類の母体からのデトックス効果が確認されました。このことから、Chlorella pyrenoidosaの摂取は、胎盤を通じた母体から胎児へのダイオキシン類の移行を軽減する可能性が示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15985279

【7】妊娠中の日本人女性における妊娠貧血および妊娠誘発性高血圧症(PIH)に対するクロレラ摂取の予防効果を調査しました。70名の妊娠女性を比較対象グループ(38名)とクロレラグループ(32名)(妊娠12~18週目にクロレラを6 g摂取)に分け、比較しました。結果として、クロレラを摂取したグループは、妊娠貧血(ヘモグロビン量より換算)、タンパク尿および浮腫の発症のリスクが減少しました。これは、妊婦に必要な栄養成分である葉酸、ビタミンB12および鉄の天然資源としてクロレラの摂取が有効である可能性を示します。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20013055

【8】52名の喫煙者に6週間、毎日クロレラまたはプラセボを6.3g与え、酸化障害に対して予防効果があるかどうかを無作為二重盲検プラセボ対照試験にて調査しました。血液検査を行い、血漿中の抗酸化ビタミン量、過酸化脂質量、酸化ストレスの指標としてリンパ球DNAの損傷レベルを測定しました。結果として、血漿中ビタミンC量、αトコフェロール量、血球カタラーゼおよびSOD活性が増加しました。さらに、リンパ球DNAの損傷についても有意な減少が見られました。これらのことから、クロレラには血漿中の抗酸化力を改善することが示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19660910

【9】クロレラの摂取によって、ヒトの唾液中の免疫グロブリンA(SIgA)の分泌が増加するかどうかを無作為盲検クロスオーバー試験にて調査しました。15名に4週間、30粒のプラセボもしくはクロレラサプリメントを投与し、その前後で唾液を採取しました。結果として、クロレラの摂取により、唾液中のSIgA濃度の有意な上昇が見られました。このことから、4週間のクロレラ由来成分の摂取は唾液のSIgA分泌を促し、ヒトの粘膜の免疫機能を改善すると考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21906314

【10】3日間絶食し、栄養不良を起こしたマウスの栄養回復のため、8日間、市販の飼料またはChlorella vulgarisの分解物であるCv-PH(500 mg/kg)を経口投与しました。結果として、Cv-PHを与えられたマウスは、ヘモグロビン濃度の大幅な増加が確認できました。また、肝臓におけるコリンエステラーゼおよびアルギナーゼ量、タンパク質濃度および酵素活性から、マウスは正常な肝機能を示すほどに回復したことがわかりました。さらに、DNA、タンパク含量および消化管粘膜の量が増加しました。これらの結果から、クロレラ由来の分解物を薬理栄養の薬剤に活用できる可能性が示唆されました。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21663489