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わかさの秘密トップ > 成分情報 > カプサイシン > カプサイシン 研究情報

作成日 2012年09月10日
更新日 2014年04月28日

カプサイシン

capsaicin

カプサイシンは、とうがらしに含まれる辛味成分です。
エネルギーの代謝に関わるホルモンの分泌を促進して、脂肪の燃焼を助ける働きを持ち、肥満を予防する効果があるとして注目されています。

カプサイシンの研究情報

【4】口腔洗浄液として新しい局所用のカプサイシンの効果を検討しました。口腔熱感染症(BMS)患者30例(7例脱落:23例)に対して、カプサイシンリンス(0.02%)またはプラセボリンスを1週間行いました。視覚的アナログ尺度(VAS)を使用し、燃焼障害を点数化しました。午前、午後、週末でカプサイシンリンスが有意にVASスコアを改善させました。このことから、カプサイシンは、BMSを治療するあらたな薬剤となり得ることが考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21743415

【5】無作為化二重盲検法で、疼痛患者140名に対しカプサイシン0.05%クリーム(FinalgonR CPDWarmecreme)または、141名に対しプラセボクリームを塗布しました。3週間の治療の結果、痛みはカプサイシン0.05%クリーム塗布群で49%減少し、プラセボで23%減少しました。このことから、カプサイシンクリームは、慢性軟組織の疼痛患者に有用であることがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21104944

【6】変形性膝関節症(OA)は痛みと機能障害を伴います。局所用カプサイシン投与(0.075%および0.05%)による有痛関節に対する効果を調べました。4週間61名の女性に対してカプサイシンまたは、プラセボを与えました。評価には、視覚的アナログ尺度(VAS)およびWOMACスコア(患者自身による健康関連QOL評価法)を用いました。その結果、カプサイシンによる治療群はプラセボ群と比べてVASおよびWOMACスコアを有意に改善しました。このことからカプサイシンは、OAの治療に有効であることが考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20973322

【7】23名の片頭痛患者に対し、0.1%カプサイシンまたはワセリンゼリーを投与しました。0.1%のカプサイシン投与は23名中17名の発作性動脈による痛みをおさえました。このことから、カプサイシン投与は片頭痛発作をやわらげることができることが考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20456192

【8】血液透析患者の掻痒に対するカプサイシンの効果について研究しました。34名の血液透析患者である男女に0.03%カプサイシンまたはプラセボを4週間、投与しました。1週間から4週間の掻痒スコアを計測した結果、カプサイシン治療では、1、2、3、4週間でそれぞれ、6.4、4.7、3.2および2.5 に対し、プラセボ投与では、11.7、9.4、7.9 および7.2でした。このことから、カプサイシン治療群では掻痒を減少することがわかりました。カプサイシンは、末期患者における血液透析誘発掻痒腎臓病用の新しい安全かつ有効局所治療剤となりうる可能性が考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20404425

【9】高濃度カプサイシンパッチNGX410(640 μg/cm2)の末梢神経障害疼痛の管理の臨床評価を行いました。HIV疾患、帯状疱疹後神経痛(PHN)および糖尿病性のニューロパシー(PDN)患者173名に対しNGX410の治療を行い、その血液サンプルを60分、90分後に採血しました。最高血漿濃度は17.8ng/mlでした。また、カプサイシンの半減期は1.64時間と短いことがわかりました。このことから、カプサイシンを含んだNGX410は、速やかに利用され、消失し、安全性の高いものだということがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19494795

【10】カプサイシンのような生体活性成分は食欲およびエネルギー摂取を減らすことが分かっています。生体活性成分がどのようなメカニズムでエネルギーを減らすかについて調べました。3週間のカプサイシン群、緑茶群、CH-19ピーマン群、カプサイシン+緑茶群またはプラセボ群に分け、それぞれの群の食欲、エネルギー、体重および心拍数に対する効果を評価しました。カプサイシン、緑茶群、CH-19ピーマンは、エネルギー摂取量を減らしました。生体活性成分はエネルギー摂取量を減らし、満腹を維持し、空腹を抑えることができると考えられます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19345452

【11】カプサイシンが血漿グルコース濃度に及ぼす作用およびカプサイシンの薬物動態特性を研究しました。12名の健常人に対し、5gのカプサイシンもしくは、プラセボを投与し、血中のインスリン分泌、グルコース濃度、カプサイシン濃度を測定しました。カプサイシン投与群は、血漿グルコース濃度はプラセボ群よりも有意に低く、インスリン濃度は有意に高いことがわかりました。このことから、カプサイシンの投与は、Ⅱ型糖尿病への治療的意義がある可能性が考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19260251

【12】カプサイシンの摂取は満腹感および熱産生を高めることが分かっています。30名(BMI 23.8)を対象に、カプサイシンおよび昼食、またはカプサイシンなしの昼食をあたえ、腸由来ホルモン(GLP-1, グレリン, およびPYY)、エネルギー消費量(EE)、基質の酸化および満腹に関する、カプサイシンを含有している昼食の急性影響を調べました。その結果、GLP-1を高め、グレリンが低下する傾向がありました。このことから、カプサイシン投与は、摂食の欲求を抑える働きがあることがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19238310

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