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わかさの秘密トップ > 成分情報 > クロセチン > クロセチン 研究情報

作成日 2012年09月11日
更新日 2014年04月30日

クロセチン

crocetin

クロセチンとは、クチナシの果実やサフランに含まれる黄色の天然色素で、強い抗酸化力を持ちます。
眼精疲労を改善したり、疲れ目からくる肩こりや血流の改善に効果的な成分です。また、睡眠障害を改善する効果もあるとして、研究が進められています。

クロセチンの研究情報

【4】クロセチンを脳卒中発症ラットへ経口投与し、そのラットの脳および血漿のクロセチン濃度および酸化ストレスについて電子スピン共鳴分析法によって検証されています。ラットの脳および血漿でクロセチンが高レベルで検出され、酸化ストレスを抑制していました。このことから、クロセチンの投与は、活性酸素種に誘導される感染症を予防する可能性が考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22128217

【5】クロセチンはアミロイドベータ凝集に対する作用を検討しました。その結果、クロセチンは、アミロイドベータオリゴマーの安定化を引き起こし、アミロイドベータ細線維への転換を妨げることがわかりました。このことから、クロセチンはアルツハイマー疾患を予防することがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21945434

【6】リポ多糖(LPS)によって誘導される急性肺障害に対するクロセチンの効果を調べました。LPS投与マウスに50mg/kgおよび100mg/kgのクロセチンを投与しました。その結果SOD活性が上昇し、また、肺ミエローマペルオキシダーゼ(MPO)の活性を低下させました。さらに、クロセチン投与によってインターロイキン(IL6)およびマクロファージ遊走誘発物質(MCP-1)およびTNFαのタンパク質発現の減少がみられました。これらのことから、クロセチンは急性の肺損傷に対する保護作用を示すと考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21925167

【7】脳挫傷を起こしたラットに対する血管新生の強化に関するクロセチンの防御的役割を検討しました。クロセチン投与によって、重症度スコア(mNSS)を回復し、神経機能が回復されました。また、B細胞の減少、神経細胞のアポトーシスも阻害されました。クロセチン投与群は、血管内皮成長因子受容体-2(VEGFR-2)および血清応答因子(SRF)の発現レベルを上昇させました。このことから、クロセチンは、脳損傷における保護作用があることがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21741458

【8】ラット8匹(350±30g)に対し、採血によって出血性ショックを引き起こし、その後、血液を戻し、蘇生させました。その際、クロセチン(2mg/kg)を並行投与した投与群としていない群との間で比較しました。クロセチン投与群は有意に肝細胞のアポトーシスを減少させ、生存率を上げました。このことから、クロセチンの並行投与は出血性ショックに対する治療戦略として期待されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21224437

【9】10人のフィリピンのボランティア(5人の男および5人の女性)に対し、1週間ごとに3つの用量(7.5, 15および22.5 mg)時にクロセチンの単回投与をしました。1、2、4、6、8、10および24 hで上腕静脈から血液を採取しました。クロセチンは、急速に吸収されており、4-4.8時間で最大濃度(Tmax)に達しました。最大値は100.9~279.7 ng/ml、AUCは56.5~1720.8 ng. h/mlでした。このことからクロセチンは、迅速に吸収され、生体内利用率が高いことがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21112749

【10】クロセチンが網膜障害に及ぼす作用を検討しました。クロセチンはストレス経路に影響するかどうかを調べるために、私たちは、活性酸素種、小胞体(ER)ストレス関連のタンパク質の発現、ミトコンドリアの膜電位破壊およびカスパーゼ活性化によって誘発される細胞内の酸化を検討しました。その結果、クロセチンはツニカマイシンおよび過酸化水素水誘発によって引き起こされる網膜神経細胞死を50-60%抑制しました。また、カスパーゼ3、9の活性を抑制しました。さらにマウス網膜光障害(3時間、8000lx)に対して100mg/kgのクロセチンの投与がERGの回復、アポトーシス抑制を進めました。このことから、クロセチンは、網膜障害を抑制することが考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20951131

【11】クロセチンが睡眠に及ぼす作用を調査しました。試験は二重盲検、プラセボ対照、クロスオーバー試験で行いました。プラセボ群に対して、クロセチン投与群は、睡眠の質が上昇したことがアンケートから認められました。クロセチン摂取の副作用は認められませんでした。このことから、クロセチンは睡眠の質を高めることに貢献する可能性が考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20537515

【12】ヒトでの肉体的疲労について酸化防止剤のアスコルビン酸と同様にクロセチンの効果を比較しました。二重盲検プラセボ対照クロスオーバー法を用いました。14人の健康な男女に対しクロセチン(15mg)、アスコルビン酸(3000mg)、プラセボを8日間投与させました。肉体労働として自転車エルゴメーターで負荷をかけました。負荷後、非作業試験をおこないました。その結果、プラセボ投与群と比較して、クロセチンの投与群(男性)では、有意に改善していました。このことから、クロセチンの日常投与が患者における肉体疲労を減衰させる可能性があることがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19358927

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