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作成日 2011年10月13日
更新日 2016年03月02日

gold

金とは、古代エジプト時代から美と健康のために利用されてきた高級美肌成分です。
金には微弱電流を発生させる働きがあり、肌のターンオーバーを整えたり、肌細胞を活性化させる働きがあるといわれています。最近では、エステや化粧品にも使用されるようになり、金への注目が高まっています。

金の健康効果
◎美肌効果
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目次

金とは?

●基本情報
金は古代エジプト時代から、美と健康のために使用されてきました。純粋で不純物がなく、光沢がある金は古くから高貴さの象徴とされています。また、金は錆びることのないその特徴から、変わらぬ美しさ、不老不死の象徴としても重宝されてきました。世界3大美女のひとりであるクレオパトラは、その美しさを守るために美容法の一貫として金を用いていたといわれています。
古代エジプト時代のミイラから金の糸が発見されたことがきっかけで金が注目を浴びるようになり、最近ではエステに使用されたり、美肌クリームやマスク、ジェルなどの化粧品に配合されたりと、幅広く利用されるようになりました。

●金(きん)の歴史
金は世界で初めて貴金属として扱われ、古くから装飾品に使われてきた何千年もの歴史を持つ成分です。
歴史的に最も有名なものとしてエジプトのツタンカーメン王の黄金のマスクが挙げられるように、エジプトは古くから金と関わりの深い国として知られています。ツタンカーメン王の黄金のマスクは、紀元前1300年代につくられたといわれています。かつて一般市民は金のかけらを持つことさえ禁じられ、金はすべて王に差し出すものとされていました。集められた金は王のための棺やマスクに加工されていたことから、金が高価で尊いものとして珍重されていたことがわかります。
金の採掘が国家を支えていた南米のアンデス山脈付近に栄えたインカ帝国では、豊富な金を求めるスペインによって攻め滅ぼされた際、インカ帝国の王が自身の助命嘆願のために数十億分の金を差し出したという話も伝えられています
中国では2500年前から、すでに金が万能薬として重宝されていたという記録が残されています。1848年から1855年にかけてアメリカのカリフォルニアを中心にゴールドラッシュが起こりました。当時、未開拓地であったカリフォルニアで金が採掘され、一攫千金を狙う人々が世界中から金を求めてカリフォルニアに向かいました。1849年にカリフォルニアに向かった人々が非常に多かったことから、これらの人々はその年代にちなんでフォーティーナイナーズと呼ばれています。
日本では749年(天平21年)に宮城県涌谷町で初めて金が産出されました。『続日本紀[※1]』にその時の記録が残されています。この時産出された金は、当時の国家的大事業であった東大寺大仏造立に使われました。造立が進む中で金の不足を憂いていた聖武天皇は、この国内初の産金により、年号を「天平」から「天平感宝」に変えるほど喜んだといわれています。
このように、金は昔から世界各地で高価で貴重なものとして扱われていました。

●金(きん)の産出国
現在、最も金の産出量が多い国は中国です。その次にアメリカ、オーストラリア、南アフリカ、ロシア、ペルーと続きます。(2009年データ)
南アフリカは金の他にも、ダイヤモンドやその他の鉱物の地下資源が豊富なことで有名です。1970年頃には、南アフリカが世界の金産出量の約7割を占めており、長年世界一の金の産出量を誇っていました。しかし、近年は地下資源の減少や生産施設の老朽化などにより、南アフリカの金産出量は減少しています。

●金(きん)の利用法
現在流通している金の7~8割は装飾用に使用されていますが、金にはその他にも様々な利用法があります。
金は反応性が少ない金属であり、熱を加えることで非常に薄く伸ばすことができるため、金箔や金糸などとしても使用されています。金箔は腐食を防止する働きを持つため芸術作品などに使用されています。また、料理や飲み物など食用としても利用されています。
金は電気伝導に優れており、電気信号を減らすことなくクリアに伝えることができます。さらに錆びないという特徴から、空気と触れる部分に金メッキが使われている場合が多くあります。CPU[※2]やLSI[※3]などにおいて、金はなくてはならない存在とされています。
さらに、最近では金が高級美肌成分として、エステに利用されたり化粧品に配合されるなどして、さらにその用途は広がっています。

[※1:続日本紀とは、平安時代初期の歴史書のことです。菅野真道や藤原継縄らの編纂で、文武天皇から桓武天皇までの歴史を漢文の編年体で記してあります。]
[※2:CPUとは、central processing unitの頭文字で、中央演算処理装置のことです。]
[※3:LSIとは、large scale integrationの頭文字で、大集積回路のことです。] 
  金には微弱電流を発生させる性質があり、以下のような美容に対する効果が期待できます。

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金の働き

●美肌効果
金は電子を放出しており、この働きはイオン作用と呼ばれています。

もともと人の体の中では、弱い電流(微弱電流)が発生しています。この電流の力を信号として様々な生命活動が維持されています。お肌でも微弱電流は発生しており、新陳代謝をコントロールし肌細胞の活動を活性化しています。

金は電子を放出することで微弱電流をつくり出しています。金が作り出す微弱電流は生体内で発生している微弱電流と非常によく似ているため、年齢などにより低下した体内の微弱電流を呼び起こしたり、肌の細胞を活性化させることが期待されます。
肌細胞が活性化されると、新陳代謝のアップが期待され、肌のターンオーバーを整えたり、コラーゲンやエラスチンをつくり出す細胞を活性化させたりとお肌にとって嬉しい働きがあります。

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金はこんな方におすすめ

○美しい肌を保ちたい方
○肌のターンオーバーを正常にしたい方
○ハリのある肌を保ちたい方
○肌荒れを予防したい方

 

金の研究情報

【1】金は抗炎症作用や抗酸化作用を持つことが知られています。肌のコラーゲンで起こる糖化反応を阻害し、最終糖化産物(AGEs)の産生を阻害することが知られています。肌のコラーゲンの糖化を防ぐことにより、金は美肌作用を持つと考えられています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22293359

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参考文献

・Kim JH, Hong CO, Koo YC, Choi HD, Lee KW. 2012“Anti-glycation effect of gold nanoparticles on collagen.” Biol Pharm Bull. 2012;35(2):260-4.

・重本 譲著 金の糸でアンチエイジング 現代書林

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