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わかさの秘密トップ > 成分情報 > 金コロイド

作成日 2015年09月26日
更新日 2015年10月07日

金コロイド

gold colloid

金コロイドとは、金を非常に小さなナノ粒子にしたものを溶液中に分散させたものです。
金自体は優れた抗酸化力を有していますが、ナノ粒子にすることで、ブラウン運動が活発化することで、優れた抗酸化力が維持されると言われています。このことから、細胞をわかわかしく保つ効果や美白効果が期待されています。


金コロイドの健康効果
◎抗酸化作用
◎細胞(肌や唇)を若々しく保つ効果
◎美白効果

目次

金コロイドとは

●金コロイドの基本情報
金コロイドは、金を非常に小さなナノ粒子にしたものを溶液に分散されています。その粒子径は1μm以下のものとされています。ナノ化された金の粒子は粒子表面の電荷により反発しあうことで、凝集することなく常に安定して分散しているといわれています。
金コロイドは古代ローマにてステンドグラスの赤色を出すために使用されていましたが、発色の原理はわかっておらず、ようやく1850年代にマイケル・ファラデーによって明らかにされました。
金コロイドは粒子径によって色が異なり、粒子径が大きい順に黄色(金色)、黒色、青色、赤色を呈するといわれています。また、金コロイドは球形だけではなく、様々な形状があり、棒状の物やワイヤー状のものなど様々な形をつくりだすことも特徴の一つです。
金コロイドの主な用途として、化学反応の触媒[※1]として使用されたり、電子精密機器での導電材料、生化学実験時に使用する抗体の標識(マーカー)、心臓病やガン疾患などの診断用マーカー、また近年ではガン化した細胞に対して金ナノ粒子を凝集させて、赤外線で照射して治療する方法に使用されています。
さらに、抗酸化作用[※2]の高さから化粧品でのアンチエイジング効果のある成分としても注目されています。

[※1:触媒とは自身は変化せず、接触する周りの物質の化学反応の速度を変化させる物質のことです。]
[※2:抗酸化作用とはたんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって酸化されるのを防ぐ作用です。]

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金コロイドの効果




●抗酸化作用
金コロイドには優れた抗酸化力があると言われています。
白金ナノコロイドなどの金属コロイドは活性酸素を抑制し、抗酸化作用を示すと考えられています。この白金と同様に、金コロイドについても同様の効果があると考えられています。また金は安定性に優れ、酸化[※3]しないことから半永久的に抗酸化作用が続くと期待されています。【1】

●細胞(肌や唇)を若々しく保つ効果
金コロイドは細胞を若々しく保つ効果を持つと言われています。
金は酸化しないことから、抗酸化作用が長く続くと考えられています。その結果、細胞の老化を抑え、若々しく保つ効果があると期待されます

●美白効果
金コロイドは美白効果を持つと考えられています。
金コロイドはシミなどの原因となるメラニンを合成する際に働く酵素、チロシナーゼ[※4]の活性を抑制すると報告されています。金コロイドはチロシナーゼの活性を阻害することで、美白効果を持つと考えられています。

[※3:酸化とは物質が酸素と化合し、電子を失うことをいいます。サビつきともいわれています。]
[※4:チロシナーゼとはアミノ酸であるチロシンを酸化して、メラニンをつくる酵素のことです。この酵素を阻害することにより、メラニンの生成をくいとめ美白効果が働きます。]


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こんな方におすすめ


○お肌のターンオーバーが乱れがちな方
○シミなどでお悩みの方
○お肌をいつまでも若々しく保ちたい方


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金コロイドの研究情報

【1】金コロイドは50年間、慢性関節リウマチの治療に使われてきた。本研究では金コロイドの腫瘍を認識する能力について研究を行った。結果、チオール修飾したポリエチレングリコールにより安定化させることである特徴を持つ腫瘍にのみ金コロイドを付着させ、腫瘍の位置を確認することができました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18157119

【2】10~100nmの金のナノ粒子は光によりプラズモン共鳴を起こす。この効果を使い、特定の組織への金のナノ粒子を認識させることで局所への光熱治療薬としての可能性が示されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16380179


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参考文献

【1】MASASHI KAJIYA, KEISUKE HIKOSAKA, MAYUMI IITSUKA, ATSUHIRO KANAYAMA, NAOKI TOSHIMA and YUSEI MIYAMOTO.”Platinum nanoparticle is a useful scavenger of superoxide anion and hydrogen peroxide.” Free Radical Research.June 2007;41(6):615-626.

・Qian X, Peng XH, Ansari DO, Yin-Goen Q, Chen GZ, Shin DM, Yang L, Young AN, Wang MD, Nie S. (2008) “In vivo tumor targeting and spectroscopic detection with surface-enhanced Raman nanoparticle tags.” Nat Biotechnol. 2008 Jan;26(1):83-90.

・Pissuwan D, Valenzuela SM, Cortie MB. (2006) “Therapeutic possibilities of plasmonically heated gold nanoparticles.” Trends Biotechnol. 2006 Feb;24(2):62-7.


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