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わかさの秘密トップ > 成分情報 > グレープフルーツ

作成日 2011年10月13日
更新日 2014年05月13日

グレープフルーツ

grapefruit
pomelo
Citrus paradisi

グレープフルーツは柑橘類の一種で、さわやかな酸味と適度な苦みを併せ持つ果物として知られています。食用のほかにも香料として利用され、ダイエット効果やリラックス効果などが期待できます。

グレープフルーツの健康効果
◎コレステロール値を下げる効果
◎ストレスをやわらげる効果
◎肝機能を高める効果
◎ダイエット効果

目次

グレープフルーツとは

●基本情報
グレープフルーツは、柑橘類であるブンタンの仲間です。ブンタンよりも果実はやや小さく、果皮が薄い・果肉が柔らかいという特徴があります。つやのある葉をつけ、白い花を咲かせる植物です。グレープフルーツは特有の酸味と苦みを持ち合わせており、生で食べられるほか、ジュースの原料やサラダなどにも利用されています。春から夏にかけて旬を迎える果物です。
品種も多様であり、淡い黄色の果皮と果肉を持つダンカンや、種子のないピンクグレープフルーツ、果皮が緑色のスウィーティーなどがあります。特にダンカン種は柔らかく豊かな香りが特徴的とされていますが、種子が多いため生食よりもジュースや缶詰に加工されている品種です。

●グレープフルーツの歴史
グレープフルーツは、18世紀の中頃に西インド諸島で発見されました。グレープフルーツという名前は、果実がブドウの房のように実る姿に由来しています。
「禁断の木の実(forbidden fruit)」とも呼ばれ、発見された当初からグレープフルーツは非常に貴重な果物であると考えられていたようです。

●グレープフルーツの生産地
果実が成熟するためには高温であることが必要となるため、日本では生産が困難であり、年間25t以上のグレープフルーツが輸入され、日本の輸入果物の15.4%がグレープフルーツとなっています。
アメリカ、イスラエル、キューバ、中国、南アフリカなどが主な生産国であり、中でもフロリダ産グレープフルーツの生産量は480万tを超え、世界の柑橘類生産の約6%を占めるといわれています。

●グレープフルーツを選ぶ・保存する方法
グレープフルーツは、果皮にハリがあって、手に取るとずっしりとした重みがあるものが良いとされています。
冬は室温でも問題ありませんが、夏は冷蔵庫で保存することが勧められています。

●グレープフルーツを摂取する上での注意点
グレープフルーツに含まれるナリンギンには、高血圧の治療薬と一緒に摂取すると薬の効能を強くして血圧が下がりすぎるほか、心拍数が早くなりすぎるといった副作用を引き起こす可能性があります。
そのため、高血圧の治療薬を服用している場合、医師への相談が必要となります。

●グレープフルーツに含まれる成分と性質
グレープフルーツの主成分は水分であり、その他にたんぱく質、脂質、ビタミン・ミネラル類などが含まれています。
ビタミンCが豊富に含まれており、果実そのものが大きいこともあり、グレープフルーツを1個食べると一日に必要なビタミンCの約8割が摂取できるともいわれています。また、ビタミンCの吸収を高めるビタミンPや酸味のもととなるクエン酸も多く含まれています。
さらに、特有の苦みのもととなるポリフェノール(ビタミンP)の一種リモノイドやナリンギンが含まれており、抗酸化力[※1]を持っています。


[※1:抗酸化力とは、たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって酸化されるのを防ぐ力です。]

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グレープフルーツの効果



●コレステロール値を下げる効果
グレープフルーツは、血中コレステロール値を下げる効果があると研究されています。グレープフルーツ中の水溶性食物繊維ペクチンに含まれる、固有の多糖類によるものと考えられています。動脈硬化などの改善にも効果が期待できます。【1】【4】

●ストレスをやわらげる効果
グレープフルーツに含まれるビタミンCはストレスに対抗する働きがあるほか、果皮に含まれるリモノイドなどの精油成分が気分を爽快にする働きがあるため、ストレスをやわらげる効果があります。神経が高ぶっているときは温めて飲むとイライラをやわらげてくれます。
このような効果から、グレープフルーツ由来の香料がリラグゼーションにも応用されています。

●肝機能を高める効果
グレープフルーツに含まれるイノシトールは、ビタミンB群の仲間で別名を抗脂肪肝ビタミンといいます。イノシトールは脂肪の流れをスムーズにして肝臓に脂肪がたまらないようにする効果があります。肝機能の強化という面でも期待されています。【3】

●ダイエット効果
グレープフルーツの香りには、細胞の中に蓄積する中性脂肪の量を減少させるほか、中性脂肪をつくる過程に関わる酵素の働きを抑えることによって、中性脂肪を貯めにくくする効果があることが明らかとなっています。
また、グレープフルーツは糖質が少ないという特徴があるため、ダイエット中にビタミンCを補給する食材としても適しています。【1】【5】 

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グレープフルーツはこんな方におすすめ

○スリムな体型を目指したい方
○ついつい食べ過ぎてしまう方
○リフレッシュしたい方
○美肌を目指したい方
○シミ、そばかすが気になる方

グレープフルーツの研究情報

【1】肥満成人74名を対象とした試験で、32名に対して1日にグレープフルーツ1/2個を6週間摂取させたところ、最高血圧ならびに体重の減少、腹囲の減少といった改善傾向がみられたことから、グレープフルーツに肥満および高血圧予防効果が期待されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22304836

【2】エタノールおよびストレス誘発性の胃潰瘍に対して、グレープフルーツ種子エキスを投与すると胃潰瘍の緩和が見られました。グレープフルーツ種子エキスは一酸化窒素ならびにカルシトニンペプチドを介した脂質過酸化の抑制とプロスタグランジン生成を増加させることから、抗ストレス作用ならびに胃潰瘍予防に役立つと考えています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16425415

【3】マウスを対象に、グレープフルーツジュースを1日あたり0.2mL の量で10日間、もしくは0.5mL を90分間で単回摂取をさせたところ、肝臓内の抗酸化酵素に対する活性増加がみられたことから、グレープフルーツジュースは肝臓に対する機能性が期待されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10445387

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参考文献

・本多京子 食の医学館 株式会社小学館

・野間佐和子 旬の食材  四季の果物 講談社

・蔵敏則 食材図典 小学館

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