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わかさの秘密トップ > 成分情報 > マヌカハニー

作成日 2011年11月14日
更新日 2013年03月29日

マヌカハニー

manuka honey
Tea Tree
Leptospermum scoparium

マヌカハニーはニュージーランドのみで生産され、ニュージーランド政府が管理している食材で無農薬の天然成分のはちみつです。はちみつの中でも殺菌作用が強く、医薬品としても愛飲されるほどの殺菌作用を持っています。マヌカハニーは強力な殺菌作用から医薬品としても利用されています。

マヌカハニーの健康効果
◎殺菌・消毒効果
◎美肌効果
◎傷の治りを早める効果
◎腸内環境を整える効果

目次

マヌカハニーとは

●基本情報
マヌカハニーはフトモモ科の低木でニュージーランドに自生している植物の花からとれるはちみつです。木は5~8mの高さになり、春から夏にかけて白やピンクの花を咲かせます。元々、マヌカハニーがとれるマヌカは古くから薬木として怪我や病気の治療に利用され、マヌカハニーも医薬品として扱われてきました。マヌカハニーには、ビタミン類、ミネラル類、酵素などの天然成分が含まれており、栄養豊富な食材としてニュージーランドの先住民族のマオリ族が愛用していました。はちみつの中でも、さまざまな働きがあるといわれています。

●マヌカハニーの歴史
はちみつが人々に食材として食されるようになったのは、近代の養蜂が行われるようになってからです。ニュージーランドだけで栽培されるマヌカは、独自の生態系が長く保たれていました。ニュージーランドの豊かな自然の恵みで育ったマヌカからとれるはちみつは、ニュージーランド政府で厳格に検査されています。現在では、ニュージーランド全域に自生している野生植物ですが、ニュージーランドの先住民のマオリ族が存在していた頃から葉から抽出した抗菌作用のあるオイルやお茶などで利用されてきました。ニュージーランドが生産地ということもあり、マヌカハニーの消費量は一人当たりで見ると諸国一になっています。

●マヌカハニーの特徴
マヌカハニーは日本で一般的に食されているはちみつと特徴が違います。その理由としては、マヌカハニーの商品名はニュージーランド政府の監査を通ったもののみしか付けることができない貴重なはちみつだからです。また、マヌカハニーがとれるマヌカの木は抗菌作用があるものが、はちみつになってもその特徴が受け継がれています。マヌカハニーは抗菌作用以外にも、UMFと呼ばれる成分も含んでいます。はちみつは抗菌作用があり、一般的に日本でも、口内炎などの喉の調子が腫れや痛みを感じる時、やけど、擦り傷にも民間療法として利用されてきました。マヌカハニーは一般的なはちみつよりも抗菌作用が強く、ニュージーランドでは医療用としても現場で使用されたりしています。

●UMF
UMF(Unique Manuka Factor)とは、マヌカハニー独自の成分です。ニュージーランドでは、ミツバチが花蜜を酵素で分解して果糖・ブドウ糖に変化させることによってはちみつがつくられます。その際、酵素が殺菌作用や抗菌作用を促しています。そのはちみつの中でも優れた抗菌性を持つマヌカハニーをニュージーランドの国立ワイカト大学のピーター・モラン博士が発見し、UMFとマヌカハニーの商品には名付けて他のハニーと区別しました。UMFの数値としては、10+、15+、20+、25+という特別な成分の値として4種類になっています。数値の計算としては、マヌカハニーの抗菌成分をフェノール溶液の濃度と同じ効果の濃度を数値として表します。UMFのマヌカハニーとして認められたものは、すべてUMF含有分析書という品質保証の試験報告書とアクティブ・マヌカ・ハニー協会(Active Manuka Honey Association)の略である『amha』という商標登録が付いており、類似品や不正を防ぐ対策を取っています。

<豆知識>1歳未満の乳児に食べさせてはいけないはちみつ
はちみつは1歳未満の乳児には食べさせてはいけないとされています。
はちみつには、ごく稀にボツリヌス菌の芽胞が入っていることがあります。腸が未発達で腸内細菌の少ない1歳未満の乳児は、ボツリヌス菌が原因で乳児ボツリヌス症[※1]を発症する恐れがあります。
[※1:乳児ボツリヌス症とは、赤ちゃんの大腸に入ったボツリヌス菌から生まれる毒素によって発症する病気のことです。便秘、活気がない、哺乳不良、泣き声が弱い、よだれが多い、首のすわりが悪くなるなどの初期症状が現れます。] 

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マヌカハニーの効果

●殺菌・消毒効果
マヌカハニーは殺菌作用があるはちみつです。はちみつの中でもヘリコバクター・ピロリ菌を唯一殺菌できるのがマヌカハニーです。ピロリ菌は胃潰瘍や胃炎、胃ガンの原因となっていることがわかっています。【1】【2】

●美肌効果
はちみつは浸透性が高く、肌に少量塗ることで殺菌・保湿・浸透性が高まるとされ、エステなどにも利用されています。また、免疫力強化などの効果もあります。

●腸内環境を整える効果
はちみつは腸内環境を整える効果があります。はちみつの中には、ビフィズス菌、グルコン酸、オリゴ糖などの善玉菌を増やす成分が含まれていますので、便秘や下痢を解消へと促します。【3】    

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マヌカハニーは食事やサプリメントで摂取できます

こんな方におすすめ

○いつまでも若々しくいたい方
○美肌を目指したい方
○便秘でお悩みの方


マヌカハニーの研究情報

【1】成人131名を対象に、マヌカハニーを1日あたり20mL の量で6週間摂取させたところ、細菌感染の予防につながったことから、マヌカハニーは感染症予防効果が期待されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21636188

【2】マヌカハニーには機能性成分メチルグリオキサールが含まれており、メチルグリオキサールはバイオフィルム形成阻害作用を持つことから、マヌカハニーは感染症予防効果、虫歯予防効果が期待されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21520131

【3】炎症性大腸炎ラットを対象に、マヌカハニーを1日あたり5g/kg の量で14日間摂取させたところ、炎症度合の軽減ならびに脂質過酸化の度合が軽減したことから、マヌカハニーは抗炎症作用や腸内環境保護作用を持つと考えられています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18688794

【4】マヌカハニーには機能性成分メチルグリオキサールが含まれており、一般的なはちみつの100倍にも及びます。メチルグリオキサールは、糖尿病性疾患に付随する糖化反応を抑制するはたらきがあることから、マヌカハニーは糖化予防効果が期待されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21776290

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参考文献

・Bardy J, Molassiotis A, Ryder WD, Mais K, Sykes A, Yap B, Lee L, Kaczmarski E, Slevin N. 2012 “A double-blind, placebo-controlled, randomised trial of active manuka honey and standard oral care for radiation-induced oral mucositis.” Br J Oral Maxillofac Surg. 2012 Apr;50(3):221-6.

・Jervis-Bardy J, Foreman A, Bray S, Tan L, Wormald PJ. 2011 “Methylglyoxal-infused honey mimics the anti-Staphylococcus aureus biofilm activity of manuka honey: potential implication in chronic rhinosinusitis.” Laryngoscope. 2011 May;121(5):1104-7.

・Prakash A, Medhi B, Avti PK, Saikia UN, Pandhi P, Khanduja KL. 2008 “Effect of different doses of Manuka honey in experimentally induced inflammatory bowel disease in rats.” Phytother Res. 2008 Nov;22(11):1511-9.

・Majtan J. 2011 “Methylglyoxal-a potential risk factor of manuka honey in healing of diabetic ulcers.” Evid Based Complement Alternat Med. 2011;2011:295494.

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