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作成日 2012年09月14日
更新日 2014年06月07日

マテ茶

マテ【Chimarrao Hervea マテリーフ イエルバ・マテ エルバマテ】

マテ茶とは、南米大陸南東部地区で生産されている飲み物で、カルシウム、亜鉛、鉄、食物繊維、葉緑素(クロロフィル)を豊富に含んでいるため、慢性的な野菜不足を補うほどバランスの良い健康効果を持つことから「飲むサラダ」ともいわれています。マテ茶には、肥満を抑制したり、コレステロールを低下させるなどの効果があります。

マテ茶の健康効果
◎肥満を改善する効果
◎コレステロール値を下げる効果
◎認知機能に対する効果

目次

マテ茶とは

●基本情報
マテ茶は、南米大陸南東部地区(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイなど)で生産されている飲み物で、モチノキ科の常緑樹ゼルバマテの葉や茎を乾燥し、粉砕して、精製したものに熱湯をかけて飲用します。マテ茶の木は、火山溶岩流が風化して形成された赤土(テラロッサ)と呼ばれる鉄やカルシウムを豊富に含んだ土壌でしか成長しません。
「マテ」はスペイン語で「ひょうたん」をあらわす言葉で、ひょうたんの容器にマテ茶を入れ、ボンビージャーと呼ばれるストローで飲む習慣からこの名が付けられました。
古来より、先住民のインディオや南米のカウボーイであるガウチョが飲用していた健康茶で、現在ではブラジルはもとより、南米各地で愛される飲み物となっています。

●マテ茶の歴史
正確なマテ茶の発祥は確定されていませんが、パラグアイのグァラニ族が、活力を与えるものとして飲用し始めたのが起源といわれています。
南米では古くから「100万人のローヤルゼリー」と呼ばれ、元気の素として知られていました。
現在では、南米のブラジルやアルゼンチン、パラグアイなどを中心に家庭的な飲料として親しまれています。
高い健康効果を持つマテ茶は、コーヒーと紅茶(中国茶・日本茶を含む)に並んで、世界三大飲料のひとつとなっています。
マテ茶の健康効果について、活発に研究が行われ始めたのは1990年頃からです。現在までに多くの脂肪を燃焼する効果や、活性酸素を抑制する効果などが解明されています。

●マテ茶に含まれる健康成分と効果
マテ茶はカルシウム、亜鉛、鉄、食物繊維、葉緑素(クロロフィル)を豊富に含み、慢性的な野菜不足を補うほどバランスの良い健康効果を持つため、「飲むサラダ」ともいわれています。
また、マテ茶には体内でアミノ酸から合成される水溶性ビタミン様物質[※1]のコリンと、カフェインに似たアルカロイド[※2]であるマテインが豊富に含まれています。コリンは血管を拡張して血圧を下げる効果があるといわれており、コレステロール値を調整するレシチンを生み出し、動脈硬化の予防に働きかけます。
さらに、マテインは、自律神経を刺激し、心身を活性化させるほか、血流を改善することで細胞の新陳代謝を促進する効果が期待されています。

●マテ茶を摂取する際の注意点
マテ茶はカフェインを含むため、持病のためカフェインの摂取を禁止されている方や、妊娠・授乳中の方は摂取を控える必要があります。
また、マテ茶をアルコールと併用して長期に渡って摂取すると、発ガンの危険性が3~7倍に高まるといわれており、医薬品との相互作用も見られるため、併用する場合は医師との相談が必要です。

[※1:ビタミン様物質とは、ビタミン類には含まれず、ビタミン類と似た働きを持つ栄養素の総称です。]
[※2:アルカロイドとは、窒素原子を含み、塩基性を示す天然由来の有機化合物の総称です。]

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マテ茶の効果

●肥満を改善する効果
肥満は年々増加しており、生活習慣病を引き起こす大きな原因となっています。生活習慣病とは、肥満のほかに加齢やストレス、不規則な生活などが原因で引き起こされる、糖尿病や脳卒中などの生活習慣に起因する病気の総称です。
マテ茶には、肥満を抑制する効果が期待されています。
高脂肪食を8週間与えて肥満状態になったマウスに、マテ茶抽出物を摂取させると、体重の増加が抑えられたことがわかっています。これは、マテ茶抽出物が、脂肪の吸収を促進する膵リパーゼ[※3]の働きを阻害するためだと考えられています。
また、ヨーロッパでは、マテ茶およびガラナなどの植物から抽出されたカプセルを肥満患者に45日間与えると、体重が有意に減少したということが報告されています。
また、マテ茶のマテインは中枢神経に働きかけて空腹感を緩和する効果もあるため、肥満を解消するといわれてます。【1】【2】【4】

●コレステロール値を下げる効果
悪玉(LDL)コレステロールは過剰になると酸化されやすくなります。酸化LDLが増加すると、血液の循環が滞り、動脈硬化や脳卒中の危険性が高まります。
マテ茶には、悪玉(LDL)コレステロールを低下させる効果があります。
2009年に、ブラジルの大学から報告された臨床試験があります。健常者、脂質異常症患者、高コレステロール血症患者を対象に、1回あたり330mlのマテ抽出物含有飲料を1日3回、40日間投与させたところ、悪玉(LDL)コレステロール値が健常者では8.7%、脂質異常症患者では8.6%、高コレステロール血症患者では13.1%低下したことがわかっています。【2】【3】

ラクトフェリンの働き

●認知機能に対する効果
マテ茶には、認知機能を改善する効果が期待されています。
マテ茶を摂取したマウスにモーリス水迷路[※4]実験を行うと、マウスの学習・記憶能力が高まったことがわかっており、マテ茶には認知機能に対する効果があるといわれています。【6】【7】

[※3:膵リパーゼとは、膵臓から分泌される消化酵素の一種です。]
[※4:モーリス水迷路とは、水中に隠された足場を探させるというテストを何回も繰り返し、隠された足場の位置を覚えさせる実験です。]

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マテ茶はこんな方におすすめ

○肥満を防ぎたい方
○生活習慣病を予防したい方

マテ茶の研究情報

【1】高脂肪食摂取ラットにマテ抽出物を摂取させたところ、体重増加や内臓脂肪重量の増加が抑制され、また脂質合成酵素(HMG-CoA)の活性が抑制されたことから、マテに肥満予防効果があることが示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18314006

【2】高脂肪食摂取マウスにマテ抽出物を1日当たり1g/kg 、12週間摂取させたところ、体重増加や肥満、内臓脂肪、血中コレステロールやLDLコレステロール、血糖値の上昇が抑制されたことから、マテに抗肥満作用と高コレステロール血症予防効果が示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19444227

【3】高脂肪食摂取マウスを対象に、マテ抽出物を1, 2g/kg 、16週間摂取させたところ、豚とヒトの膵臓リパーゼが阻害され、血中のトリグリセリドとLDLコレステロールの上昇が抑制され、肝臓脂質重量の増加も抑制されたことから、マテに抗肥満作用があることが示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19543216

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参考文献

・蒲原聖可 サプリメント事典 平凡社

・大森正司 ワイド版 日本茶紅茶中国茶健康茶 日本文芸社

・藤田紘一郎 知識ゼロからの健康茶入門 幻冬舎

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