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作成日 2011年08月20日
更新日 2014年07月07日

オクタコサノール

octacosanol
オクタコシルアルコール

オクタコサノールとは、植物の葉やりんご、ぶどうなどの果物の皮から発見されたアルコールの一種です。
オクタコサノールは運動能力を向上させる効果が期待でき、運動やトレーニングをする際にスタミナをつけ、エネルギーを生み出すサポートをします。

オクタコサノールの健康効果
◎持久力を高める効果
◎筋肉痛を軽減する効果
◎ストレスを緩和する効果
◎運動機能を向上させる効果
◎生活習慣病を予防する効果
◎パーキンソン病を予防する効果

目次

オクタコサノールとは?

●基本情報
オクタコサノールはオクタコシルアルコールとも呼ばれており、植物の葉やりんごぶどうなどの果物の果皮に存在している植物ワックス[※1]から発見されたアルコールのひとつです。オクタコサノールは植物の葉や果物の皮のほかに、米ぬかや小麦胚芽、さとうきびなどにも含まれています。オクタコサノールは高級脂肪族アルコール類[※2]の総称であるポリコサノール[※3]の主要成分となっています。
また、オクタコサノールは渡り鳥の大切なスタミナ源として知られています。海を渡ってすみかを変える渡り鳥が数千kmもの距離を休むことなく羽ばたき続けることができるのは、植物の種子からオクタコサノールを摂っているからだといわれています。

●オクタコサノールの歴史
1949年にアメリカのイリノイ大学フィジカルフィットネス研究所でトーマス・カーク・クレトン博士によって、オクタコサノールの研究が始まりました。オクタコサノール、は小麦胚芽油に含まれるビタミンE以外の生理活性物質として発見されました。オクタコサノールの研究は、フィジカルフィットネス研究所で20年以上と長期に渡って行われ、オクタコサノールの効果が知られました。

●オクタコサノールの効率的な摂り方
オクタコサノールは小麦胚芽や小麦胚芽油、りんごやぶどうの皮、さとうきび、アルファルファ[※4]などに含まれています。しかし、これらの食べ物に含まれているオクタコサノールは微量なため、サプリメントで補うことが良いといわれています。

[※1:植物ワックスとは、葉・種子・果実・花・茎などの表面にあり、虫害や病害から身を守ったり、体内の水分が蒸発しすぎないように調整するための成分のことです。植物体内にある分泌物の成分は、自然の防衛機能を持った最適な配合体です。植物の優れた保護膜から抽出したものが、植物系ワックスです。]
[※2:高級脂肪族アルコール類とは、炭素がたくさん含まれているアルコールのことです。]
[※3:ポリコサノールとは、さとうきびの表皮部など植物ワックスに含まれるアルコールのことで、高級脂肪族アルコール類の総称です。]
[※4:アルファルファとは、多年生のマメ科の植物で、もやしの一種です。]

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オクタコサノールの効果

●持久力を高める効果
オクタコサノールは、持久力を高める効果があるといわれています。
私たちが息をする、ものを見る、歩くなど、体を動かすすべての動作にエネルギーが必要不可欠です。三大栄養素[※5]のひとつである炭水化物はそのエネルギーを生み出す働きをしています。
炭水化物がエネルギーとして利用されなかった場合、私たちの体の中でグリコーゲン[※6]として肝臓や筋肉に蓄えられ、エネルギーが足りていない時に利用されます。
オクタコサノールは、エネルギーが不足した際に肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンをスムーズにエネルギーに変える働きがあります。このため、オクタコサノールを補うことで効率良くエネルギーを生み出すことができ、スポーツ時やトレーニング中のスタミナ切れを起こすことなく、持久力を高める効果が期待されています。
オクタコサノールの継続的な摂取により、持久力が高められることが研究によって明らかにされています。



●筋肉痛を軽減する効果
オクタコサノールは、運動した後の筋肉痛を軽減する働きがあるといわれています。さらに筋肉痛を軽減する効果があることから疲労回復効果も期待できます。

●ストレスを緩和する効果
ストレスとは緊張や不安などに伴う精神的なストレスと、寒さや暑さなどの気温の変化に伴う環境的なストレスがあります。ストレス状態が続くと、心身の不調を引き起こす原因となります。
オクタコサノールはこれらのストレスに対する抵抗性が認められており、ストレスを緩和する効果が期待できます。

●運動機能を向上させる効果
オクタコサノールを摂ることによって筋肉中のグリコーゲンの蓄積が増え、運動機能の向上が期待できます。
運動やトレーニングを行う際はよりスムーズに体を動かし、バテないようにするために全身へ酸素を送り続ける必要があるといわれています。オクタコサノールは酸素の利用を促進する働きがあるといわれているため、運動やトレーニングをバテることなく行うことができます。また、スタミナとエネルギーづくりをサポートし、体力や活力の増強、筋肉痛の軽減、反射力や鋭敏性(えいびんせい)[※7]の向上など運動機能の向上が期待できます。
オクタコサノールを継続的に摂取することによって、基礎代謝[※8]や持久力の向上につながります。【1】

●生活習慣病を予防する効果
オクタコサノールには、コレステロール値を低下させる効果があるといわれています。
コレステロールには、悪玉(LDL)コレステロールと、善玉(HDL)コレステロールの2種類あります。
悪玉(LDL)コレステロールが増えると生活習慣病の原因のひとつとなります。
オクタコサノールには善玉(HDL)コレステロールを維持しつつ、悪玉(LDL)コレステロールのみを低下させる効果があるといわれています。
そのため、心疾患や高血圧、肥満、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果が期待されています。【2】

●パーキンソン病を予防する効果
パーキンソン病とは、原因不明の神経変性疾患のことです。神経伝達物質のひとつであるドーパミンが減少することで起こると考えられており、40~50歳以降に発症し、ゆっくりと進行します。症状としては、手足の震えやこわばり、無動、転倒しやすくなるなどが代表的な特徴です。
オクタコサノールはこのパーキンソン病の予防や改善を期待することができます。パーキンソン病患者におけるオクタコサノールの投与が症状改善に作用を示すことがわかっています。【3】

[※5:三大栄養素とは、炭水化物、たんぱく質、脂質のことです。]
[※6:グリコーゲンとは、筋肉や肝臓に含まれている動物のエネルギー源のことです。]
[※7:鋭敏性とは、感覚が鋭いことをいいます。]
[※8:基礎代謝とは、人間が生きていくために最低限必要な機能を維持するためのエネルギーです。]

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オクタコサノールは食事やサプリメントで摂取できます

オクタコサノールを含む食品

○ぶどうの皮
○りんごの皮
○アルファルファ
○小麦胚芽
○さとうきび
○米ぬか
○小麦胚芽
○小麦胚芽油

こんな方におすすめ

○運動やトレーニングをよくする方
○持久力を高めたい方
○筋肉痛を軽減したい方
○ストレスを感じている方
○運動能力を向上させたい方
○高血圧の方
○肥満の方
○動脈硬化の方
○パーキンソン病の方

オクタコサノールの研究情報

【1】虚血性心疾患患者を対象に、オクタコサノールを含むポリコサノールを1日あたり10mg を20ヵ月間摂取させたところ、運動による心血管疲労が緩和されたことから、オクタコサノールに心血管保護作用や持久力維持効果が期待されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9760006

【2】高脂血症患者を対象に、オクタコサノールを主成分とするポリコサノールを1日あたり10 mg 摂取させると、症状が改善されたとの報告があります。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11835043

【3】パーキンソン病ラットに、オクタコサノールを1日あたり35~70mg/kg の量で14日間摂取させたところ、病気による脳神経の障害が軽減し、神経栄養因子(NGF)の量が維持されたことから、オクタコサノールが脳神経疾患予防効果が持つと考えられています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20581854

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参考文献

・Stüsser R, Batista J, Padrón R, Sosa F, Pereztol O. (1998) “Long-term therapy with policosanol improves treadmill exercise-ECG testing performance of coronary heart disease patients.” Int J Clin Pharmacol Ther. 1998 Sep;36(9):469-73.

・Gouni-Berthold I, Berthold HK. (2002) “Policosanol: clinical pharmacology and therapeutic significance of a new lipid-lowering agent.” Am Heart J. 2002 Feb;143(2):356-65.

・Wang T, Liu YY, Wang X, Yang N, Zhu HB, Zuo PP. (2010) “Protective effects of octacosanol on 6-hydroxydopamine-induced Parkinsonism in rats via regulation of ProNGF and NGF signaling.” Acta Pharmacol Sin. 2010 Jul;31(7):765-74. Epub 2010 Jun 28.

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