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わかさの秘密トップ > 成分情報 > オスモチン

作成日 2011年10月29日
更新日 2014年05月08日

オスモチン

オスモチンとは、じゃがいもやトマトなどに含まれる植物由来のペプチドで、植物に含まれるファイトケミカルのひとつです。オスモチンはメタボリックシンドロームを予防する効果があるといわれるアディポネクチンの受容体[※1]を活性化させる働きがあることが知られています。

オスモチンの健康効果
◎メタボリックシンドロームを予防する効果
◎糖尿病を予防する効果

目次

オスモチンとは

●基本情報
オスモチンとは、じゃがいもやトマトなどに含まれる植物由来のペプチドで、植物に含まれるファイトケミカルのひとつです。ファイトケミカルとは、植物が紫外線、有害物質、害虫、外敵などから自身を守るためにつくり出す物質であり、植物に含まれる化学物質の総称です。オスモチンを含む食品として、ジャガイモ、トウモロコシ、ピーマンやトマトが挙げられます。その他、りんごやぶどう、キウイ、さくらんぼ、酵母などにも含まれます。

●オスモチンの歴史
近年、オスモチンの持つメタボリックシンドロームを予防する成分としての健康効果が注目されています。
また、人間の体内に存在するオスモチンがアディポネクチンと似た構造をしているということもわかり、体内でアディポネクチンに似た働きをすることが研究によって発見されました。
アディポネクチンとは、インスリン感受性の亢進や動脈硬化の抑制、抗炎症などの働きがある、脂肪細胞から分泌されるホルモンの一種で、脂質や糖質の代謝を行うため、メタボリックシンドロームを予防する効果が期待されています。

●オスモチンの効率的な摂取方法
オスモチンは植物が紫外線や外敵などから身を守るために生成される成分のため、外皮に多く存在するといわれています。そのため、じゃがいもであれば春先にみられる皮の薄い新じゃがをよく洗って皮ごと摂取したり、果物も皮ごとたべることで効率よく摂取できるといわれています。

[※1:受容体とは、細胞表面や内部に存在している物質です。ホルモン・神経伝達物質・ウイルスなどと結合することにより、細胞の機能に影響を与えます。]    

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オスモチンの効果

●メタボリックシンドロームを予防する効果
オスモチンは、メタボリックシンドロームを予防する効果があるといわれる、アディポネクチンの受容体を活性化させる働きがあることが知られています。さらにオスモチンは、アディポネクチンの分泌量が少ない人や、体質的にアディポネクチンを増加することができない人にとっても、アディポネクチンと似た働きをするため期待が寄せられています。アディポネクチンの働きが弱くなった状態だと、動脈硬化のほか血糖値や血中コレステロール値の上昇がみられることがわかっており、メタボリックシンドロームの予防に効果的だと考えられています。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態を指し、生活習慣病にもつながる危険性があります。
オスモチンはアディポネクチンの受容体を活性化させ、メタボリックシンドロームを予防する効果が期待されています。【1】【2】


●糖尿病を予防する効果
オスモチンは、糖尿病を予防する効果があるといわれるアディポネクチンと似た働きをすることがわかっています。アディポネクチンは、糖質の代謝を促進し、インスリンの働きをサポートするといわれています。
糖尿病は、インスリンの働きの低下などが原因で、慢性的に血糖の量が異常に増加した状態が続く病気です。
目立った自覚症状のない糖尿病は、血液や尿検査で糖が発見されることによって発見される場合が多いです。
インスリンは糖質の代謝には不可欠であり、インスリンの働きが鈍くなったり分泌されなくなると、代謝されなかった糖質が血中に増加します。
オスモチンは、アディポネクチンの受容体を活性化させ、またアディポネクチンと似た働きをするため、糖尿病を予防する効果が期待されています。【1】【2】

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オスモチンは食事やサプリメントで摂取できます

オスモチンを含む食品

○りんご
○さくらんぼ
○ぶどう
○キウイ
○トマト
○ピーマン
○トウモロコシ   

こんな方におすすめ

○生活習慣病を予防したい方
○糖尿病を予防したい方

オスモチンの研究情報

【1】アディポネクチン受容体を介してAMPキナーゼを活性化するオスモチンを発見したという報告があります。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15897298

【2】オスモチンはAMPキナーゼを活性化させ、視床下部および平滑筋の周辺部を活性化させ、脂肪酸の燃焼を促進させます。また、肥満やⅡ型糖尿病のような病態にとっても機能を有することが考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19136982

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参考文献

・Kadowaki T, Yamauchi T. (2005) “Adiponectin and adiponectin receptors.” Endocr Rev. 2005 May;26(3):439-51.

・Yamauchi T, Kadowaki T. (2008) “Physiological and pathophysiological roles of adiponectin and adiponectin receptors in the integrated regulation of metabolic and cardiovascular diseases.” Int J Obes (Lond). 2008 Dec;32 Suppl 7:S13-8. doi: 10.1038/ijo.2008.233.   

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