ビタミンB6はピリドキシンとも呼ばれるビタミンB群の一種で、たんぱく質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
また、神経伝達物質の合成にも関わるため、精神状態の安定に役立ちます。ホルモンのバランスを整える働きもあり、女性の味方となるビタミンです。
ビタミンB6の研究情報
【4】心血管疾患を持つ女性5442名を対象として、葉酸を2.5mg、ビタミンB6 を50mg およびビタミンB12 を1mg 含有のサプリメントを摂取させ、7年間の加齢黄斑変性症の発症率を比較したところ、ビタミンB6 を含むサプリメントを摂取したヒトでは、加齢黄斑変性症の発症リスクが軽減されました。ビタミンB6 を含むサプリメントに加齢黄斑変性症の予防効果が期待されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19237716
【5】高トリグリセリド血症の男性患者85名を対象として、リジンを1g、ビタミンB6を50mg を含むサプリメントを12週間摂取させたところ、総コレステロールやHDLコレステロールが減少し、またトリグリセリドが減少しました。ビタミンB6 がコレステロール低下作用を持つことが示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22818869
【6】月経前症候群の女性(10件の試験、計940名)を対象として、ビタミンB6、もしくはビタミンB6 を50 mg 以上含むマルチビタミンを摂取させたところ、月経前症候群と月経前のうつ症状において改善が見られました。ビタミンB6 が月経前症候群および月経前うつ症状予防効果を持つことが示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10334745