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作成日 2011年11月14日
更新日 2013年09月05日

ルッコラ

rocket
ロケット キバナスズシロ ルッコラ・コルティヴァータ
Eruca vesicaria ssp.sativa

ルッコラは独特の辛みと、ごまのような香ばしい香りが口に心地よい、ハーブです。イタリアでは野菜のように売られているアブラナ科のポピュラーなハーブで、古代ギリシア、ローマ時代から栽培されておりサラダや付け合せ材料として人気です。β-カロテンをはじめビタミンCやビタミンEが含まれており、活性酸素を撃退する働きが期待されます。

ルッコラの健康効果
◎胃の健康を保つ効果
◎ガンを予防および抑制する効果
◎血栓症を予防する効果
◎デトックス効果
◎疲労回復効果
◎美肌効果

目次

ルッコラとは

●基本情報
ルッコラは炒ったごまに似た香りやピリッとした辛みが特徴のアブラナ科の1年草ハーブです。葉形は大根に似ており、生葉に辛みと香りを有しています。成熟すると香りが強すぎるのでサラダに利用する場合は若採りします。主な調理法としては、サラダへの利用が一般的ですが、油炒め、お浸し、和え物などにも用いられています。ルッコラはイタリア語で、イタリア料理ではルッコラの他に「ルーコラ」また、「ルケッタ(ruchetta)」と呼び親しまれている野菜です。正式な名称はルッコラ・コルティヴァータ(Rucola Coltivata)です。フランス料理では「ロケット(roquette)」、英語でも「ロケット (rocket)」と呼びます。和名ではキバナスズシロという、黄色い大根の花という意味の名前が付けられておりますが実際は、白っぽい花をつけます。
葉を食べるイメージが強いハーブですが、インドでは種子から採った油をピクルスに使用したり、種子を砕いて作られるハーブティーなどとしても利用されています。

●ルッコラの歴史
ルッコラは地中海沿岸が原産といわれています。古代ギリシャや古代ローマ時代にすでに食用ハーブとして栽培され、「エルーカ」と呼ばれていたという記録が残っている歴史あるハーブです。古代エジプトでは世界3代美女のひとり、クレオパトラが美しさを保つために、好んでルッコラを食べたといわれています。日本ではイタリア料理が一般的になるに伴ってルッコラが知られるようになりました。

●ルッコラの旬
ルッコラは年中各地で栽培され出荷されているので旬を感じにくい食材ですが、ルッコラは地中海性の温暖な気候に適したハーブなので、日本での美味しい旬の時期は地中海沿岸の気候に近い春と秋頃です。

●ルッコラの選び方
葉の色が濃いものほど風味が強い傾向にあります。また、若く茎が細い葉の方が風味はソフトです。黄色になったものは鮮度が落ちているものなので、緑又は黄緑色が鮮やかで、茎葉はシャキッとしているものを選んでください。

●ルッコラの保存方法
茎の部分を水につけながら、冷蔵庫へ入れて保存します。あまり日持ちはしませんので、2日くらいで使い切るべきです。また、根元を下にし、なるべく立てて入れます。寝かせて入れておくと上に向かって体勢を直そうとするので茎が曲がるとともに、傷みも早くなります。

●ルッコラに含まれる成分と性質
ルッコラの辛みの元は、わさびや、からし、大根にも含まれる刺激成分のアリルイソチオシアネートです。栽培方法や土壌によってもその辛みの度合いは大幅に違ってきます。アリルイソチオシアネートは強い抗酸化力・殺菌力を持ちっています。
また、ルッコラは栄養価が高い緑黄色野菜[※1]でもあり、β-カロテンを初めビタミンEやビタミンKを豊富に含んでいます。特にビタミンCが非常に豊富で、ほうれん草の約2倍も含まれています。多く含まれている葉の部分には、血液を浄化する働きや、利尿作用、胃のむかつきを抑える作用などがあります。さらに、鉄は豊栄養野菜で知られるモロヘイヤと同等に含んでいます。カルシウム含有量は、ピーマンの約15倍もあります。体を支え、心臓や脳を保護する役割があるため欠かせない成分です。また、体の解毒機能を強化するといわれているグルコシノレートも含んでいます。

[※1: 緑黄色野菜とは、緑色や黄色、赤色が濃く中まで色がついており、可食部(食べることができる部分)100g中にβ-カロテンが600㎍以上含まれている野菜のことです。ただし、600㎍未満でも日常の摂取頻度が多いトマトやピーマン等は緑黄色野菜に含まれます。]

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ルッコラの効果

●胃の健康を保つ効果
大根や、からしなどにも含まれているルッコラの辛味成分、アリルイソチオシアネートには、胃液の分泌を促し、腸の働きを整える効果があります。消化不良や健胃に良いとされています。

●ガンを予防および抑制する効果
アリルイソチオシアネートは強い抗酸化力・殺菌力を持ち、その抗酸化作用[※2]により、発ガン物質の活性化を防ぎ、ガン予防が期待されます。【1】

●血栓症を予防する効果
辛味成分であるアリルイソチオシアネートは血液をサラサラにし、血栓[※3]予防効果が期待されます。

●デトックス効果
ルッコラには解毒効果があるグルコシノレートが含まれています。肝機能を補助することで、有害物質の解毒作用を高めます。【2】

●疲労回復効果
ルッコラはビタミンCやミネラルなどを豊富に含んでいるので、風邪の予防や疲労の回復にも役立ちます。

●美肌効果
アリルイソチオシアネートの強い抗酸化力作用により、肌の老化を防ぐことができ、ビタミンCを豊富に含んでいることから美容効果が期待できます。

[※2:抗酸化作用とは、たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって酸化されるのを防ぐ作用です。]
[※3:血栓とは、血液中の血小板などが固まってできる塊のことです。動脈硬化や脳梗塞の原因にも成り得るといわれています。]   

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ルッコラは食事やサプリメントから摂取できます

こんな方におすすめ

○胃の健康を保ちたい方
○ガンを予防および抑制させたい方
○血栓症を予防したい方
○デトックスしたい方
○疲労を回復したい方
○美肌を目指したい方    
    

ルッコラの研究情報

【1】ルッコラは、遺伝子毒性はなく、抗変異原性作用、DNA保護作用を有することが分かりました。これは、ルッコラに含まれている、フェノール化合物、カロテノイド、イソチアネートによる可能性が考えられました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22369966

【2】ルッコラには、解毒作用を有するグルコシノネートが0.76~3.03g/kg 含まれていることが分かりました。ルッコラは解毒作用を有すると考えられています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21725983

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参考文献

・吉田企世子 棚橋伸子 著 旬の野菜の栄養事典 エクスナレッジ

・荻野善之 野菜まるごと大図鑑 主婦の友社

・五明紀春 食材健康大事典 時事通信社

http://wakasanohimitsu.jp/seibun/entry_598/

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