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作成日 2011年09月27日
更新日 2016年03月01日

SOD酵素

superoxide dismutase enzyme

SOD酵素は、強力な抗酸化作用を持つ、酵素の一種です。
人間の体内に備わった防御システムとして活躍し、サビつきの原因である活性酸素を除去することで、健康維持に役立っています。
酸化による様々な病気の予防に効果的ですが、食事からは摂取しづらいため、サプリメントで効率よく補うことが必要です。

SOD酵素の健康効果
◎動脈硬化を予防する効果
◎高血圧症を改善する効果
◎糖尿病の予防・改善効果
◎細胞の健康を維持する効果
◎美肌効果
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目次

SOD酵素とは?

●基本情報
SOD酵素とは、人間の体内にもともと存在しており、サビつきの原因となる活性酸素を抑制する酵素です。
SODとは、スーパー・オキサイド・ディスムスターゼ(super oxide dismutase)の頭文字を取った名称で、直訳すると「活性酸素を除去する酵素」という意味となります。すなわち、SOD酵素は、数ある酵素の中でも、活性酸素を除去するパワーを持った、特別な酵素なのです。
酵素とは、消化や代謝、細胞の生まれ変わりなど、あらゆる生命活動に関与しており、人間にとってなくてはならない成分です。
しかし、一生のうちに人間の体内でつくられる酵素の量には限りがあると考えられており、食事やサプリメントで補うことが不可欠であるといわれています。


●活性酸素が及ぼす影響
活性酸素は体に害を与えるものと思われがちですが、本来はウイルスや病原体から体を守ったり、体内で発生した毒素を排出したりする働きをもつため、健康を維持するために必要な物質であるといえます。
しかし、活性酸素はウイルスなどを退治するための強力なパワーを持つあまり、必要以上に増加することで、体内の細胞を傷つけてしまいます。
活性酸素が体の中で増えすぎてしまう原因は、ストレス、紫外線、喫煙、不規則な生活や、加工食品の添加物など、私たちの身近に数多く存在しており、現代人は活性酸素が体内に増えすぎている傾向にあります。
増えすぎた活性酸素は、老化の促進や体の不調だけでなく、生活習慣病である動脈硬化やガンなど、あらゆる病気の原因となるため、SOD酵素や、ビタミンCビタミンEなどの抗酸化物質を摂取することが必要です。

●SOD酵素の必要性
SOD酵素は活性酸素を除去する働きを持つ抗酸化作用があり、バクテリア[※1]から高等動物[※2]、植物に至るまで、幅広い生物が持っている成分です。
抗酸化作用を持つ成分は、アスタキサンチンポリフェノール、ビタミンCやビタミンEなどの成分が挙げられ、自然界に広く存在していますが、SOD酵素は特別に人間の体内に備わっている防御システムであるといえます。しかし、体内のSOD酵素は年齢を重ねるにつれて生成されにくくなる上、その活動力が弱まることが明らかとなっています。そのため、SOD酵素を補給することが必要です。

●SOD酵素を含むもの
野菜や果物の中には、自分の身(実)を守るためSOD酵素のように抗酸化作用を持つ物質(SOD様成分)を含んでいるものがあり、明日葉(アシタバ)やルイボスが代表的です。
しかし、日頃の食事からSOD様成分を摂取することは大変難しいため、最近では米の胚芽や大豆を発酵させてつくるSOD様成分を、酵素のサプリメントに配合しているものもあります。
SOD酵素が持つ抗酸化作用は、日常の健康維持だけではなく、生活習慣病の予防や改善にも有効であるとの見方が強まっており、現代社会において、ますます需要が高まる成分であるといえます。

[※1:バクテリアとは、細菌のラテン語名です。]
[※2:高等動物とは、進化の進んでいる生物のことです。脊椎動物、哺乳類、霊長類やヒトを指す言葉として用いられます。]

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SOD酵素の効果


●動脈硬化を予防する効果
SOD酵素やSOD様成分は、動脈硬化にもその効果を発揮するといわれています。
動脈硬化とは、本来は弾力性のある動脈の内壁に悪玉(LDL)コレステロールが付着することで、動脈壁が厚くなったり、硬くなる症状です。悪玉(LDL)コレステロールは、活性酸素が中性脂肪やコレステロールと結びつき、増加するといわれています。
動脈硬化は血管の老化現象であるともいわれており、40歳以上の方に多く見られる症状で、動脈硬化によって血流が悪くなると脳や心臓など、様々な臓器の働きに弊害が生じます。
その結果、脳梗塞や心筋梗塞、高血圧や腎機能障害などが起こり、病気が進行すると命に関わる危険性もあります。
SOD酵素やSOD様成分は、動脈硬化の原因のひとつである活性酸素を除去する力を持っているので、動脈硬化の予防に効果があると考えられています。

●高血圧症を改善する効果
SOD酵素には高血圧を抑制する効果もあることが示唆されています。高血圧症とは、血圧[※3]が高い状態が続くことです。
高血圧症になる主な原因は、肥満や喫煙、飲酒であるといわれています。
高血圧症になると、血管の壁に内側から高い圧力が続くため、血管の内壁が傷つきやすくなります。また、もろくなった血管に高い圧力がかかった場合には、血管が破れやすくなり、脳内で血管に破損が生じてしまう場合もあるのです。
高血圧症には、はっきりとした原因が不明確である本態性高血圧症と、腎臓や内分泌系の疾患などが原因で血圧が上がる二次性高血圧症があり、高血圧症のほとんどが前者である本態性高血圧症にあたります。
急激に血圧が上がったり、高い状態が続くと、頭痛、めまい、動機や息切れ、手足のしびれなどが症状となって現れるようになります。
SOD酵素の高血圧に対する効果を測った実験では、高血圧の状態にあるラット[※4]に対してSOD様成分の投与を続けた結果、SOD様成分が血圧の上昇を抑制したと思われる数値が確認された事例もあります。

●糖尿病の予防・改善効果
SOD酵素は、糖尿病の予防・改善に対する効果も期待されています。
糖尿病とは、本来血糖値[※5]をコントロールしているインスリンの分泌が不足したり、働きが不十分になることで、血糖値が非常に高い状態が続き、糖が尿に漏れ出す病気です。
血糖値が高いまま放置すると、網膜症や腎症などの合併症が引き起こされる可能性があります。また、糖尿病のマウスは体内のSOD活性も低下しています。
SOD酵素の糖尿病に対する効果を調べた実験においては、糖尿病を患ったラットに対してSOD様成分を投与した結果、血糖値の上昇を抑制する傾向が確認されました。
よって、SOD酵素は糖尿病の予防や治療に有効である可能性が示されています。【3】【4】

●細胞の健康を維持する効果
SOD酵素は人体の細胞の健康維持にも効果が期待されています。
人間の体は、約60兆個もの細胞で構成されており、毎日の健康を維持するためにはその細胞ひとつひとつを正常な状態に保つことが大切です。
しかし、ストレスや喫煙などによって活性酸素が増えすぎると、体内の細胞を攻撃し、細胞の中にある遺伝子までも壊してしまうことがあります。
DNAなどの遺伝子が壊されると、細胞は正常な働きや生まれ変わりを行うことができず、老化や様々な病気を引き起こしてしまうのです。
SOD酵素は、細胞やDNAを活性酸素の攻撃から守り、老化の予防や病気の予防・改善などの効果が期待できます。

●美肌効果
細胞の健康を維持する効果は、肌の美しさにも現れます。
増えすぎた活性酸素は肌の細胞に傷をつけてしまうため、肌の細胞が正常に生まれ変わることができなくなります。すると、肌のターンオーバー[※6]を遅らせたり、ハリや潤いに悪影響が及ぶのです。
SOD様成分配合飲料について、試飲したモニターにアンケートを実施した結果では、肌荒れの改善や、肌のシミの解消、化粧のりの良さなどに対して有効であると答えたモニターは過半数にのぼったといわれています。

[※3:血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈の壁を押す力のことで、血管の壁にかかる圧力のことを指します。]
[※4:ラットとは、実験に用いられるシロネズミの一種です。]
[※5:血糖値とは、血液中にブドウ糖がどれくらいあるのかを示すものです。ブドウ糖が血液中にあふれてしまうと血糖値が高くなります。]
[※6:ターンオーバーとは、肌が生まれ変わる周期のことです。ターンオーバーは20歳頃までは28日前後で生まれ変わるといわれていますが、ターンオーバーは年齢とともに遅れていき、40歳を過ぎると40日以上かかるようになります。年齢とともに肌の透明感やハリが失われる原因のひとつです。]

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SOD酵素は食事やサプリメントで摂取できます

SOD酵素を含む食品

○明日葉(アシタバ)
○ルイボス  

こんな方におすすめ

○生活習慣病を予防したい方
○動脈硬化を予防したい方
○血圧が高い方
○糖尿病を予防したい方
○美肌を目指したい方

SOD酵素の研究情報

【1】脂肪肝や肝炎では抗酸化酵素(SOD酵素)であるグルタチオンが減少します。そこで脂肪肝や肝炎の治療には、グルタチオンを活性化させることが重要だということがわかりました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22687340

【2】脂肪肝になると、SOD酵素の活性や抗酸化酵素グルタチオンの活性が低下します。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22462240

【3】脂肪分の多い食事を摂り糖尿病になったマウスでは、脂質代謝が低下し、酸化ストレスが増えることで、SOD活性も低下します。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22450777

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参考文献

・Tang L, Zhang Y, Jiang Y, Willard L, Ortiz E, Wark L, Medeiros D, Lin D. 2011 “Dietary wolfberry ameliorates retinal structure abnormalities in db/db mice at the early stage of diabetes.” Exp Biol Med (Maywood). 2011 Sep 1;236(9):1051-63.

・Singh PP, Chandra A, Mahdi F, Roy A, Sharma P. 2010 “Reconvene and reconnect the antioxidant hypothesis in human health and disease.” Indian J Clin Biochem. 2010 Jul;25(3):225-43.

・Cheng J, Ma H, Fan C, Zhang Z, Jia Z, Zhu X, Wang L. 2011 “Effects of different copper sources and levels on plasma superoxide dismutase, lipid peroxidation, and copper status of lambs.” Biol Trace Elem Res. 2011 Dec;144(1-3):570-9.

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